minamata

「提言をつぶしたとの批判は甘んじて受ける」

「水俣病問題に係る懇談会」提言書 受け取った環境相は変わって炭谷事務次官は退官、自民党プロジェクトチームの座長は交代。認定審査会再開は依然としてきびしく議員立法による国の審査会設置もむずかしい、ちっとも進まない状況みたいです。 県議会特別委 …

懇談会の提言 その2

9月1日の懇談会資料として出された 「水俣病問題に係る懇談会」提言書(草案)より。 メチル水銀の影響の可能性が「認定基準」に合わなければ「水俣病」とは認めないのである。 「懇談会」においては、この見解については、批判的見解を含め様々な意見が出さ…

懇談会の提言

水俣病問題に係わる懇談会の提言が1日まとまりました。 「未認定者、救済策を」水俣病懇談会が最終提言(朝日新聞 2006.9.2) 提言は、病状などから被害者が水俣病患者かどうか判定する現行の認定基準の維持を「それなりに合理性を有しないわけではない」と容…

第三者機関

水俣病問題に係る懇談会、提言書起草委員会。 約40ヶ所の削除・修正を求められていた草案について、委員会は譲歩を決めたようです。 水俣病懇談会 認定基準廃止見送り 委員側が譲歩の草案(熊日 2006.8.18) 七月までの段階では、補償・救済の仕組みを改革する…

鹿児島

熊本県側を中心に展開する水俣病事件史の中で、鹿児島県側の被害がクローズアップされることは少なかった。その分、被害者の救済がさらに遅れたとの指摘もある。

みなまた

雨の被害、大きかったですね… 認定申請は4000人超え、審査会は停止中、11日には100人ほど追加提訴の予定。 懇談会は予定なし、提言は揉め揉め見通したたず。 「一団体でも救済策をのまなかったらどんな対応になるのか」 「まだ未定、現時点では国の救済策が…

提言起草委員会

新救済制度を提言へ 水俣病懇談会が方針(朝日新聞 2006.6.20) 環境相の私的組織「水俣病懇談会」(座長・有馬朗人元東大学長)は20日、非公式会合を開き、未認定患者の新たな救済制度創設などを今月末にまとめる提言に盛り込む方針を固めた。この日、提言…

認定基準

最高裁判決以降あらたに認定を申請をしたひとは、6月16日までに熊本県で2661人、鹿児島県1351人、新潟県では19日までに13人の、合計4025人になりました。 水俣病問題:現行の認定基準は見直さず 自・公PT(毎日新聞 2006.6.16) 自民、公明両党による「与党…

水俣病問題に係る懇談会

5月26日、第12回。 柳田委員 提言素案 懇談会主導と明言(熊本日日新聞 2006.5.27) 「事務局が出してきたものに修正を加えるのではなく、懇談会が最初から文章を書き起こさないといけない」。二十六日、環境省であった「水俣病問題に係る懇談会」の会合で、提…

医療手帳

県議会 国に医療手帳再開要請へ 拒否なら認定業務返上も(熊本日日新聞 2006.5.30) 県議会は二十九日、水俣病対策特別委員会(中原隆博委員長)を開き、認定申請者が急増する水俣病問題の対応策として、県が新たに検討している一時金を含む医療手帳交付の再開…

政治決着模索へ

記事のくりっぷ。

50年の節目に その2

もっと、ジャーナリズムも、行政も、胎児性水俣病患者の存在に対して、はっきりした答えを持って、望まなければ、単なる哀れみの象徴に、彼らを利用しているだけにすぎなくなってしまう。 形骸化した「水俣病国会決議」よりも、実のある「認定基準の見直し」…

50年の節目に

水俣病公式確認50年に当たっての内閣総理大臣の談話 水俣病の公式確認から50年という節目の年を迎え、これまでにお亡くなりになった多くの方々に謹んで哀悼の念を捧げるとともに、被害者の方々をはじめ御遺族、御家族など関係者の方々の長きにわたる苦しみに…

50年

1956年5月1日 重要港湾指定されていた水俣港、貿易開港。 新日窒工場*1の硫リン安および硫加リン安などの本格的生産開始とともに韓国、台湾その他への輸出が増加するいっぽう米国、エジプト、モロッコなどからのリン鉱石、東西ドイツからのカリ、韓国からの…

認定基準その2

『水俣学 研究序説 ISBN:4894343789』からメモ。 (第7章しか読んでませんけど、すっごくわかりにくいので) 国は、78年時点でチッソの倒産を容認しえなかった。なぜなら、被害規模が確定していない段階では、そのような手段はとてもとりえないものであった…

認定基準

国の認定審査会は年内に設置されるようです。 自民小委 認定業務の措置法改正案提出へ(熊本日日新聞 2006.3.9) 熊本、鹿児島両県の水俣病認定審査会が委員不在で機能停止している事態を受け、自民党は九日午前、東京・永田町の党本部で水俣問題小委員会(松…

『水俣病の政治経済学』を読む

いえ、私は読んでませんです…*1深井純一著『水俣病の政治経済学』を読む(立命館産業社会論集 2000.9) 7ページ <深井> 逆説的な言い方をしますと,情報公開が制度化されていなかったから僕の研究は出来たと思います。熊本県の場合には,手書きで書き込ん…

「変な逃げ口上をまだやっていれば、何もできない」

認定申請は3700人になりましたが、審査会は停止したまま「5月の再開も厳しい」状況です。*1 再開の目途は立たず、治療研究事業*2の熊本・鹿児島両県の財政負担が膨らむ一方であることから 自民党水俣問題小委員会は「水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置…

「この問題を無視したら懇談会の役割を果たしたとは言えない」

精神神経学会「認定基準は誤り」懇談会委員に見解送付(熊本日日新聞 2006.2.4) 同学会は一九九六(平成八)年から、感覚障害だけでは水俣病と認定しない現行基準の妥当性について検討。現行基準が作られた過程の調査や疫学的手法による検討を重ね、九八年九…

教訓

水俣市長選/水俣市議補選 市長選 宮本勝彬氏、「草の根」初当選(毎日新聞 2006.2.6) 宮本氏は、江口市政に不満を持つ元市幹部や産廃反対住民の要請を受け昨年11月、出馬を決意。教育長を辞して立候補した。「水俣病を経験した街に、再び産廃処分場を受け…

「一言で言えば工業立国だよ、と」

ノーモア水俣病:50年の証言(毎日新聞連載中)より ノーモア水俣病:50年の証言/1 公式確認 (2006.1.31) 「父はネコ実験の後、1年間工場の排水を止め、禁漁にすべきだと県の上司に提言したが取り合われなかった。『本当は水俣病は数年でけりがついて…

阿賀野川と不知火海と

審査会は停止したまま、認定申請者は3300人を越えました。 鹿児島県知事 国の対策を批判「環境省の意義問われる」(熊本日日新聞 2006.1.5) 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は四日の記者会見で、水俣病問題について「国としての方針が何ら定まっていない。アスベス…

チッソ

チッソ 12日に創立100周年 公式確認から今年で50年(熊本日日新聞 2006.1.12) その後、国策に従う形で朝鮮半島に進出、興南(現北朝鮮)に東洋一の化学コンビナートを築いたが、敗戦によって海外資産を失う。五〇年に新日本窒素肥料として再出発(六五年にチ…

初弁論

読めなくなってしまうので。熊日さん、ごめんなさあい(笑) 国賠訴訟初弁論 原告、「一刻も早く認定を」(熊本日日新聞 2005.12.27) 水俣病不知火患者会(大石利生会長、約千四百人)の患者認定申請者が国と熊本県、原因企業チッソに一人当たり八百五十万円…

棄却処分取り消し訴訟 認定義務付け合わせて審理 (熊本日日新聞 2005.12.13) 義務付け訴訟は、行政に対し特定の行政処分を命じるよう求める行政訴訟。今年四月の改正行政訴訟法で新設された。棄却処分取り消し訴訟に勝っても棄却が取り消されるだけのため、…

「このままでは司法救済を求めて提訴するしかない」

国賠訴訟 不知火患者会136人が熊本地裁に追加提訴(熊本日日新聞 2005.12.20) 十月三日に第一陣、十一月十四日に第二陣が提訴したのと合わせ、原告数は六百九十人となった。今後も順次追加提訴する方針で、最終的な原告数は千人規模に達する見通し。原告らは…

「今からでも不知火海一帯の健康調査を」

新保険手帳の交付が始まりました。 熊本、鹿児島、新潟の495人の申請のうち交付対象者は379人。 対象外となったのは106人で、申請者の約23%にあたります。 交付対象者のなかで認定申請もしている55人については、その取り下げが交付の条件となります。 熊本…

新潟水俣病

新潟水俣病は今…:絵本「阿賀のお地蔵さん」から/上(毎日新聞 2005.11.28) 文子さんの母親は76年、水俣病に認定された。しかし、文子さんは一緒に申請しなかった。当時は水俣病とわかると、結婚や就職に響いた。自分の娘のことを考えると、申請できなかっ…

「被害者が新保健手帳にはっきりとノーを突き付けているということ」

小池環境相 「和解の考えない」 第3次小泉内閣就任会見で(熊本日日新聞 2005.11.1) 第三次小泉改造内閣で留任した小池百合子環境相と北側一雄国交相は三十一日夜、それぞれ就任会見し、水俣病問題や川辺川ダム建設について現行の方針を堅持する姿勢を重ねて…

1年

水俣病関西訴訟 最高裁判決1年(上)(熊本日日新聞 2005.10.13) 関西訴訟で司法認定された坂本美代子さん(70)=大阪市=は判決後、県庁を二度訪れ、自らを行政でも認定するよう求めた。坂本さんは七八年に認定申請したが、結論が出ずに処分保留のまま…