Over The Counter Drug

 
昨年大きな話題となったテレビ電話による医薬品販売のほかに、ネット販売も急増しています。
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/326256
 
薬業界の4つの政治団体は販売緩和反対を求めて、
自民党厚生族議員を中心に多額の献金をしていたことが明らかになりましたが、
コンビニで販売できる医薬部外品は8月から増えました。
http://www.asahi.com/national/update/0910/022.html
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/320514
 
コンビニ各社は今回の解禁分では「集客効果は限定的」としながらも2007年に予定される薬事法改正をにらんで
「コンビニで薬が買える」の認知を広めることが重要ということのようです。
http://www.shopbiz.jp/contents/SB20040909/782_006.phtml
 
日本チェーンドラッグストア協会の店舗配布用の冊子では、インフォメーションとして

薬局・薬店で販売されていた医薬品は、収益にかかわらず取り揃えられてきましたが医薬部外品に移行しコンビニ等で販売されることにより、収益の上がらないものは製造中止になっています

と書いてたりします。
つまり『規制緩和により便利な医薬品がなくなります』らしいです。私はあんまり困りません(笑)
医薬部外品になってさえしまえば、薬剤師のいる薬局・薬店でしか扱えなかった医薬品が
コンビニで販売できちゃうんですから、こう言っておきたいのはわかります。
店舗数も営業時間も、とりあえずコンビニのほうが有利なのでしょうから。
お薬って、手軽に売られて手軽に買うようなものなのかなって気もしますけれど。
 
ドラッグストアでは薬剤師が相談に応じてくれるはずです。でも、薬剤師がいないお店もあります。
http://www.be.asahi.com/20040508/W13/0028.html
 
免許をもっていても就職していない薬剤師の名前を借りてるだけで実際にはいなくて
「勤務してることになってるの♪」は知ってます。監査とかしないでしょうか??
それでもとくに問題が起きないのは、問題が起こらない程度のものということでしょうか、
ドラッグストアの薬剤師サンは、よく「病院でもらう薬のようなわけにはいきません」と言いますもの(笑)
でも、スイッチOTCもありますし。よくわかりません…
 
Gタイムに、新しいタイプのライフスタイルドラッグのCMが流されるようになりました。
昨年後半から新発売が続いたのはニーズがあるということ、でしょうか。
なかでもドリエルがヒット。
「とくに昨年末によく売れた」て、ドラッグストアの薬剤師サンも驚いていました。だって高いですよ(ケチ)
年末って。もしかしてドリンク剤みたいな気分でお使いだったりするのでしょうか。
いえ、そんなことないですよね、おいそがしいでしょうもの。
 
セルフメディケーションと、さまざまなライフスタイルドラッグがOTCとして消費される…
それは、べつにわるいことでもないでしょうけれど
ライフスタイルを“ドラッグで自己管理すること”に過剰になってしまう傾向ってなんなのだろうと
考えることがあります。
外資系製薬会社にとって、日本はこの分野における注目市場だそうです。