約束の地

 
ナガサキが、最後の被爆地でありつづけますように。
60年前に失くした生命のために。
今日までに亡くなった方々と60年を生きていらした方々の魂のために。
子どもたちの、これからの時間のために。
祈るしかできない、私のために。
 
 

チョムスキー教授:人類は核戦争に着実に近づいている(毎日新聞 2005.8.5)
 

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地域勢力に過ぎなかった米国は第二次大戦を機に大きく変わった。米政府は、自国の戦略的、経済的目的に合致する場合に限り、他国にできた民主政権を支持する。合致しなければ破壊する。正確に言えば、米国と強い関係を持つ伝統的なエリートが権力を維持できるトップダウン式の民主主義の導入に限って許す。
米国の民主主義もトップダウンだ。政府の政策と国民の意思はかい離している。大多数の国民は、他国への先制攻撃に反対し、差し迫った脅威にさらされない限り武力行使を禁止することに賛成している。過半数の国民は、米国は拒否権を行使せずに国連の決定に従うべきだと考えている。
今年5月、米国は核軍縮も義務付ける核拡散防止条約(NPT)再検討会議の合意を阻んだ。政策決定者にとって人類生存の価値は非常に低い。取るべき手段を拒否することで人類は核戦争に着実に近づいている。

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