ラヂオ体操

 

医療費:抑制はラジオ体操の励行から 政府・与党連絡会議(毎日新聞 2005.8.11)
 
11日の政府・与党連絡会議で、医療費抑制のためにラジオ体操の励行を呼びかけることが決まった。「クールビズ(夏季軽装)の次はラジオ体操だ」「みんなでやろう」といった声が次々に上がり、まずは首相官邸小泉純一郎首相らが一斉にラジオ体操をしてアピールすることも検討されている。
歳出削減が課題である来年度予算の概算要求基準(シーリング)の了承にあたり、公明党神崎武法代表が「医療を治療中心から予防中心にしたらいい」と主張したのをきっかけにラジオ体操談議となった。
ラジオ体操は1928年、逓信省(現日本郵政公社)簡易保険局が、国民の健康増進を目的として制定、現在も同公社がNHKなどとともに運営にあたっている。郵政民営化に向けて簡保が果たした役割に配慮する狙いもありそうで、細田博之官房長官は記者会見で「まさに簡保とセットで始まった」と紹介した。

これ、「びみょーにきしょ」て思うひと、多いんじゃないかな。
でもそんなことも、きっとわかってて「医療費抑制が緊急課題」で払拭できると考えてるんだろな。
集票マシンは手強いし、安易に自己負担を増やすわけにもいかない、だからソフトに…
それが私は気持ちわるい。ムードは、こんなふうに作られるんじゃないかなって。
つぎは学校かな。それとも国民体操(げ、)とか…
食育や性教育でも書いたけど予防医学的なアプローチを否定するつもりはないし、介護保険については保留。
ただ、だからこそ、バランスが大事だと思っています。
 
http://d.hatena.ne.jp/arcturus/20050728
 
 

http://www.labornetjp.org/Members/Staff/blog/162 (Now's The Time)
小泉だったら、「だって、そうでしょ? 国が破綻してしまったらもっとひどいことになるんだからね。日本が破綻したら福祉も地方も、なくなるじゃないか。それでいいんですか?」とか言いそう。

日本人って、なぜかこのレトリックに極端に弱いんだよね。
「会社が倒産したら賃上げも待遇改善もないでしょ? だから解雇はしょうがないの」という悪徳社長のレトリックで、どれだけ多くの労働者が路頭に迷ったことか。
「会社の業績が伸びれば、みんな給料も上がるんだから」というレトリックは、労働条件の切り下げ、サービス残業、過労死につながってきた。