ヨリシロ

 
11月なのに南風。明日はきっと雨ですよ。
 
 
依りしろは憑り代で、神霊が降りてくるもの、ですね…
高野山に自生する常緑針葉樹、コウヤマキも憑り代とされてきた1つです。
高野の参道では、その根方に屍体が埋まってることが多いそうですよ。
亡骸にダルなどの霊魂が入り込まないように、埋葬ののちコウヤマキを植えたからだそうです。
枝葉が魔を払う呪力があるとされた箒のようにみえるからではないかといわれていますけれども、
その箒神は、産神でもあったというのがおもしろいと思いました。
どこかで再生を願ったでしょうか。
熊野は黄泉の国との境界、“隈”があるとされた土地ですもの。
 
 
12月2日発売のゲームソフト『きみしね
「衝撃と感動と奇跡のラブストーリー」て。ふーん。
「きみが上れというのなら、上ってやるぜ東京タワー♪」くらいでしょうね、たぶん。
だから大人ゲないと思うのですけれども。ゲームだし。
でもテレビCMで、他愛なく『きみのためなら死ねる』は、ちょっとやめてほしいな、です。
 
 

swan_slab 『よりしろの話は、誤解しているひともおおいけれど、丸山眞男が気がついていて、近代以前の日本人の精神構造のなかに、近代をささえうる内面的規範を読み取ろうとしていますね。丸山は単なる啓蒙野郎じゃなかった。宮台氏は、啓蒙臭がつよくて、その一点だけで嫌われている面があります。それさえなければといっているひとは多い。私の印象では、90年代に比べればだいぶよくなったんですけどね。丸くなったというか繊細になった。』(2004/11/27 01:17)
 
chisya 『生命や自然への素朴な畏怖心を表現したものじゃないのですか…
限られた環境と生きるためのバランス感覚のようにも思うけれど、生き死にを、ていねいに扱ってるなって。あんまり言い過ぎても、「魂のふるさと」(宮台氏が言ってました)になってしまうかもですけれども。』(2004/11/28 00:44)
 
swan_slab 『よりしろ発言については、宮台さんの原点は間違いなく丸山です。丸山は日本の封建的忠誠のエトスに注目しました。』(2004/11/28 01:28)