強制わいせつ傷害:発達障害の少年に無罪「自白の信用性に疑問」大阪高裁(毎日新聞 2005.1.25)
 

><

決定は、被害者に確認のために少年一人だけを見させた捜査手法についても「被害者への暗示性が強いためできるだけ避けるべきで容易に看過できない」と批判した。

発達障害に詳しい竹田契一・大阪教育大名誉教授(発達障害学)の話
広範性発達障害の子どもは大人の質問に、結果を考えず「はい」と答えるケースがある。捜査機関は「自供して調書にサインしたから」と安易に捜査せず、発達障害をよく理解したうえで慎重に供述を聞くべきだ。