公営住宅、知的障害者入居可能に 国交省が単身枠緩和へ朝日新聞 2005.5.9)
 

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公営住宅は全国に約219万戸ある。現行制度で単身で入居できるのは、身体障害者手帳の1〜4級を有する重・中度の身障者と50歳以上の人など。この単身入居基準を緩和して、(1)社会福祉法人などから継続的に支援を受けることができる知的・精神障害者(2)DV被害者(3)犯罪被害者(4)ホームレスだった人、を認める。
知的・精神障害者は全国に約250万人いる。政府は障害があっても普通の生活を送れるように社会全体で支える「ノーマライゼーション」の促進を掲げており、公営住宅を「脱施設の受け皿」として活用する必要があると判断した。
DV被害者を加えたのは、暴力をふるう配偶者からの保護に役立つとの観点からだ。裁判所から保護命令が出されたり、婦人相談所で一時保護されたりしているケースを対象とする方向で検討している。DVは最近急増しており、昨年1年間に警察が受理した夫や妻からの暴力相談件数は約1万4000件に上る。
ホームレスについては、過去に自立支援施設に入所した経験のある人を対象とする見通しだ。

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ん、ソーシャル・インクルージョンて考え方ですよね。住むところがなきゃ始まらない…
でも「社会福祉法人などから継続的に支援を受けることができる知的・精神障害者」て、
2000年に改正されたのじゃなかったですか。
 

ただし、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることができず、又は受けることが困難であると認められる者を除く。(公営住宅法第6条)

これって、ちがうの??
知的障害は別だったのかな、よくわからない…
障害者に係る欠格条項の見直しについて内閣府
 
精神障害者居宅生活支援事業の実施について厚労省
 
 

http://d.hatena.ne.jp/jasmine156/20050510/p1
もっとも、制度上単身枠が緩和されたとしても、公営住宅が少なくて、結局入れないのであれば、この緩和措置も絵に描いた餅になってしまう。実際、私の知人の内部障害のある方は、公営住宅入居のための抽選を優先枠にて受けられるのだが、それでも需要に供給が追いつかないため、何回抽選を受けても公営住宅には入居できないとこぼしている。