学校と、学校的なものと

 

http://nikki.g.hatena.ne.jp/hkt_o/20050719

学校世界では、学校世界だけのルールで序列が作られるべきだ、と私は思っていた。学校なんて、午後3時半には終ってしまうのだ。お勉強以外のことで勝負したい奴は、学校が終ってから好きなだけやればいいじゃないか。学校の外で負けて、中でも負けるなんて、残酷すぎる。


 

学校共同体主義はただ通念として社会にいきわたっているだけでなく、具体的な教育制度・教育政策に支えられて、特定年齢層のすべてを包括した中間集団全体主義として現実に成立している。その制度・政策ディテールは、生徒を全人的に囲い込み、「かかわりあい」を無理強いするように考え抜かれている。つまり学校は共同体であるとして、生徒が全人的に交わらないでは済まされぬよう、互いのありとあらゆる気分やふるまいが互いの立場や命運に大きく響いてくるよう、制度的・政策的に設計されている。
 
『いじめの社会理論―その生態学的秩序の生成と解体 ISBN:4760120882

 
この本は引っかかったままです。