2005-09-11 ■ 昔わろうて眺めた月も 知人が亡くなったのは 復職してしばらくの、大震災があった年の12月 夜明け前 ブレーキ痕はなかった、遺書もなかった 新聞に事故と載ったけど、そうじゃないのはみんな知ってた だれもわるくないって残酷だ いまでも、そう思う 復職を決めた彼女に 仕事なんていつ辞めてもいいよ、とは言えなかった ちょっとこわい、だけど そこに希望があるって私も信じたい