新潟中越地震:発生1年 求む、新居−−半壊の障害者グループホーム/新潟毎日新聞 2005.10.23)
 
グループホームは、入所施設より設置基準を緩め、民家をそのまま利用できるようにしている。しかし、災害時には公的な入所施設が修復費の2分の1程度を行政が負担するのに対し、建物が個人財産のため、修復費の補助を受けられない。また、ホームの障害者は国や自治体が福祉サービスの費用の一部を負担する「支援費」を受けているため、「被災者生活再建支援制度」など災害時の補助金も受けられない。
こうした問題を解消するため、県は7月、中越大震災復興基金からグループホーム1カ所当たり1000万円を限度に補助することを決めた。しかし、「つくし」の場合、新たな建物が見つからない限り基金を活用できない。
さらに新たな民家を探すにも、適当な広さを持つ古い民家は地震で解体され、物件探しの見通しは立たない。県の担当者は「行政が個人の借家をあっせんすることはできない」という。

 
山間地のため、なかなか復興が進んでいないと聞きます。
そのうえ1年の半分が雪…
厳しい状況なのはわかるけれど、災害弱者への支援は柔軟であってほしいです。