arcturus2006-06-21

うそをついたやうな昼間の月がある

 
朝、ちらと聞いたラジオで「ご遺族の無念が晴れる結果を」と言ってた。
ああ、そうだったのかと思った。
私は、残された者は、亡くした者の無念を晴らしたいのだと、そう思ってた…

被告は18歳以上。刑法でも死刑を認めている。何とか人間の心を取り戻して死刑を受けてほしい。悔い改めてもなお、命を落とさなければ償えない罪がある。その残酷さを知って、犯罪が起こらぬようにする方法を社会は考えなければならない

なにも書けない、思い出した本を引用する気持ちにもなれないな。
ひとの死を望んで、たとえだれであれその死を願って生きるのはつらいことと思う。
その死で償えるものが、晴らせるなにかが、あろうとも、なかろうとも。
 
ひとに傷つけばひとに寄り添い癒すべし 海はひたすら打ち返す波(道浦母都子