「今日が何の日か分かっているのか」

arcturus2006-06-23

 

小銃・拳銃使い自衛隊が訓練/鎮魂の朝うるま市で(沖縄タイムス 2006.6.23)
 
慰霊の日の二十三日午前、航空自衛隊うるま市内の陸上自衛隊勝連分屯地内の屋内射撃場で、射撃訓練を実施したことが分かった。訓練は午前九時から午後二時までを予定していたが、空自は「配慮を欠いた」として、予定を繰り上げて午前十一時に中断した。
訓練を行っていたのは、航空自衛隊那覇ヘリコプター空輸隊で、小銃と拳銃による射撃訓練を行った。空自那覇基地によると、同訓練は年に一度行われる射撃検定に向けた訓練だという。本紙の問い合わせに同基地は「自衛隊は通常の業務として訓練をしたが、配慮に欠けていた。正午前には終了した」と説明した。
同日午前、周辺にはパンパンという射撃音が響いた。付近に住む男性は「今日が何の日か分かっているのか」と憤りを隠せなかった。


牛島中将慰霊に陸自隊員ら参拝/制服姿で「個人の意思」
陸上自衛隊第一混成団の藤〓護団長ら約二十五人の自衛官が二十三日早朝、第三二軍司令官の牛島満中将らを祭った糸満市摩文仁の黎明之塔を参拝した。三年連続、通算四回目の集団参拝になるが、同団は「個人の意思で参加した」と強調。現場では、市民が来年以降の中止を求めた。
同日午前六時半、ほぼ全員が制服姿で黎明之塔前に集まった自衛官らは花束をささげ、焼香した。藤〓団長は本紙の取材に、「県民の一員として慰霊の気持ちを表した」と説明。沖縄平和ネットワークの川満昭広事務局長は「制服を着ている以上、私的参拝とは言えない」と批判した。
※(注=〓はへんが「山」でつくりが「竒」)